ローランド……。[川下へ向かう足取り、少しずつ巻き戻るような風景を見ながら、もう一度彼の首元へしがみつき直す。 指摘されたように、彼から一つ余分にもらった、永遠の愛を意味する花。 それだけでなく、これまでにもらった経験や知識というたくさんのもの。 それらにどうすれば報いることが出来るのか、想像もつかなかったけれど] は、い。[自身を捧げることに異論はない――むしろ望んですらいたことだったから。 求めに応じるように頷いて、されるがままに運ばれていく*]