[揶揄うような響きだった。
それはこちらがずっと思い悩んできたことも、重過ぎて目に触れさせるのすら躊躇ってきた感情も、吹き飛ばしてしまうようで]
……嬉しい……。
わたしこそ、そんな風に言ってもらえるなんて、思ってなかったんです。
[召喚者と竜神の関わりから生まれた子供。
それを聞かされてなお、一方的にそんな想いを育ててぶつけてしまったというのに。
踏み越えまいとしていた一線を踏み越えた身は、しかし彼の腕の中に受け止められて]
すみません、わたしも、こういうの慣れてなくて……。
[こちらから胸元へ顔を寄せるくらいは、許されるだろうか*]