― >>315からのif ―
我が愛し子よ
[ 睦言の響きで、闇が光を侵していく
いや、実は、とうの昔に、絡めとられていたのか? ]
ア、アア...
[ 縋るものを探す指は、己が腕を抱いて、既に傷だらけの表皮に爪を食い込ませる ]
やめろ......ヤ、メ......
[ 闇は心の奥へと染み通り、幾つもの喪失の記憶を掘り起こし、暴き出す...これ以上の苦しみを得たくなければ、心も意志も、全てを委ねてしまえ、と誘うように ]
いやだ...俺、は......
[ 渡しはしない、心も、命も、そう誓った...誓ったけれど...... ]