[約束だけじゃない>>_64と言われ、「え?」と瞳を丸くした。
何をしたかの自覚は無く、ただ、ユーリエが紡ぐ言葉を聞く。
記憶を失っていた時のことも覚えてはいるが、特別なことをした心算はない。
ユーリエへの言葉は、思うままに紡いだもの。
けれど、それがユーリエにとっては勇気に繋がったらしい>>_65]
そこまでありがたがられると、少し照れくさいな。
僕は思ったことを言っただけだったから。
記憶を失っても言動が変わらなかったことを感謝しなきゃ。
[自分のことであるけれど、そこは自分でもどうにもならない部分だったから。
照れを誤魔化すように言いながら、ユーリエの感謝>>_66を受け取った]