でも、今の話を聞いたら。メレディスの故郷は、この世界、全部なんだなって。[そう話しながら、右手をメレディスのそれに伸ばして]…一つの場所に思う気持ちは、持てないかもしれない、けど。この世界軸も、メレディスが旅して回ってきた場所も全部、メレディスの大切な、故郷なんだなって。[重ねた右手が微かに震えるのは、自分が勝手な思いを言っていると解るから。一つの場所を持っている自分には、メレディスの想いは解らないことが苦しい、けれど]