[涙を拭われつつも囁かれた言葉>>_60は、強引にでも連れ去るという選択肢を考えてくれてはいた、ということだろうか。
正直に言えば、そうされても構わないとは思っていた。
それくらい、彼のことは分かち難く思っていたから。
けれど、既に選択は為され、そしてそれを覆す気もないから]
そう思って頂けただけで……十分です。
[そう、ずるい大人の言葉を受け入れるのだった]
[国のことはまだ課題山積であり、知らなかったことや巫女となったために遮断された情報もあるのだけれど。
安心させるような頷きに力をもらって、幾分か前向きに考える]