― 何時かの刻 ―
は? ……私、だと?
[思い残しを語るリリ>>_57に、怪訝そうに疑問符をつける。
こちらを見上げ溜息のような素振りを見せる少女へ、こちらも同じ気持ちだと密かに思いつつ]
何もそなたが心配するようなことはない。
それに、そなたはまだ18の小娘ではないか。
私の教師を務めるより先に、学ぶべきことがあるのではないか?
[異界の学校に関しては、その時既に聞いていただろうか。
仮に聞いていなかったとしても、リリにそれだけの豊富な知識を与えた場をないがしろにすべきではないと考えただろう]