―――・・・!?
[しかしすぐにその理由を知る、魔王の言葉に恐怖したあのときの光景が蘇る。一番辛かった野外での出来事、衆目に晒されて身悶えた含羞。]
聞きたくない・・・黙りなさい!!あんなの・・あんなの知らない!
私じゃない!!
私は飼い犬じゃない・・・誇り高き王国の騎士!
違う・・・私じゃないの・・・あれは私じゃないのよ!!
[さすがにそのときの光景は思い出すには辛すぎて、頭を抱えて恥と悔しさに顔を歪ませる。トラウマは強く。フラシュバックに奥歯はガチガチと震え始め全身に嫌な汗と瞳は恐怖に染まっていった。]