>>_42[目の前の少女が消えようとしている、大事な人が泣いている。二つの光景が頭の中をグルグルとし、思わずドロシーを抱きすくめていた]寂しくない筈が無いじゃないか。僕が君を好きなのが支配によるものに過ぎない筈なんてないじゃないか。君に奪われた心なんて…戻らないよ!それに…君の心の事は、何も、ないんじゃないか…。[仮にドロシーの言うとおり、館から出た途端に支配が解けたとしても、ドロシーの方は何も救われてないのだ。]