……最初から、男に産んでくれてたら、って。
それこそ、皆にはどうしようも出来ないことも、言いたかった。
[自分が本当に男として産まれていたら。
メレディスに語った夢を全部叶えることも、不可能じゃなかった。
及ばなくても、近付く努力はきっと、諦めることは無かっただろう。
最初から不可能だと知らされて、挑戦する機会すら、失ってしまったあの苦しみもまた、一つの理由。
ゆっくり、一つ一つ零す自分の言葉を、メレディスは最後まで、静かに聞いてくれて。
聞き終えた彼の、>>_24最初の言葉にまた一つ、涙の筋が頬を伝い落ちた]