僕は、君がもう一つの約束を果たしてくれたことだけで、十分嬉しいよ。
[強くなる、と。
約束したあの時よりも、様々な意味で強くなったと思う。
能力的な強さだけでなく、過去を明かせる心の強さも兼ね備えたと。
そう、思う]
─── うん、本当に、話してくれてありがとう。
本当の君を知ることが出来た。
勿論、ユウだった時の君も、本当の君なんだけど。
[語りかけながら、ユーリエの頬を伝う雫を手で拭ってやる]
君が、君で在れるようになって、良かったと思うよ。
[その想いを伝えるかのように、ユーリエの額に自分の額を合わせた*]