そっかぁ。僕ともあろう者が、性別を見抜けなかったとはなぁ。[不意に零すのは軽口めいた言葉。隠しているならば見抜く自信はあったのだが、本人も思い込んでいたとなるとそうはいかなかったようだ]君がユウだったってことには驚いたけど…。僕も思い出せて良かったよ。君の成長を知ることが出来たし……君が歩んできたものを聞くことが出来た。[それは辛いものだったけれど、それもまた今のユーリエを作り為すもの]