おまえなら心配ないと思った。 俺だと、わかってくれると。[心の弱いものなら、見ただけで精神に変調をきたすこともあるという。それが心配だったのだ。ゆえにこうして共に過ごす時間を設けた。絆を結び、心を試す日々を。視線を合わせ、口元に鼻を寄せて嗅ぎ、ぺろりと舐める。] 俺のものになれ、ミヒャエル。 この先を、おまえとともに、いきたい。