[少女が変わり者扱いされているのは知っている。
そして、彼女に付き合う自分もやや、異端視されているのは感じていた。
もっとも、こちらは元々外部の者である事と、必要な技術をもたらす鍛冶師の倅、という事で、表立って何か言われたりされたりする事はないのだがそれはそれとして]
ホント、パメラってしんぱいしょーだよなぁ。
[立ち込めた微妙な沈黙をどうしようか、と考えて、口にしたのは殊更おどけたような物言いの言葉と]
……だいじょーぶだよ、きっと。
[先なんてどうなるかわからないんだから、不安がるなよ、と。
そんな思いを込めた言の葉、ひとつ。
その後は、誘われるままに稽古を再開して。
帰ってからこの話をした両親の微妙というか呆れたような表情の意味は、結局理解できないままだったとか。**]