>>_20[涙に顔を上げてくれた彼が、目元を舐める。顔が見れた事と、その優しさが嬉しくて、空気が緩むが、]……[彼の返事を聞くと、頭の中の冷静な部分が少しばかり顔を出す。―――何を言っているんだろう、あたしは。考える間もなく、今度はわかりやすく身体の自由を奪わて…]―ぁ、んっ…[どこか楽しそうな彼に乗せられる様に、自然に声が上がった。恥ずかしさに、唇を軽く噛む]