海の青だ。空の青だ。
植物達が生きる緑は
陽光を浴びるとこんな色になるのか。
夜闇から見る景色とはまた違うな!!
羽の色……フハハ、確かに彼奴の髪に似ておる。
此奴らも、場所も。>>15
昼間は皆こんな表情であったのか。
──こんなにも、美しいものであったか。
[陽光を浴びた者達が皆、生き生きと輝きを放ち
生を謳歌するようにも見える様がこんなにも愛おしい。
写真や言葉を指でなぞりながら一つ一つ噛みしめれば
感動で思わず泣きそうになる。
この、美しい写真の数々も。
このアルバムをくれたアイリの手間暇を想うと。]
世界がこれほどまでに
愛おしいと思ったことは無い。
我は何と多くのものを見落としていたのか。
こんなにも、昼の世界は
温かな色と造形に満ち溢れていたのか。