[中には我も知っている場所があった。知っている花もあった。>>14 夜には凛とした花が昼間は愛らしく咲き誇る姿、夜は無言と拒絶を思わせる海が昼間はこんなにも煌めいて穏やかな色を見せるとは。>>15] 貴様達は、こんなにも 綺麗で優しい世界に 生まれ、生きてきたのだな……。[昼間を出歩くときは、気付けなかった数々がこんなにもあるのだと思い知らされて。でも、アルバムはそれを教えてくれたどころか昼の景色が恋しくなれば何度も見返せるのだと気付いて。]