クレア……。オレも、お前と出会えて、結ばれて、本当に良かった。[慟哭の涙と血が入り混じる。立ち込める鉄錆の死臭の中、やがて完全に動かなくなった彼女を、ゆっくりと地面に横たえる。どれだけの時間が過ぎただろう。あるいは、そんなに長くないのかもしれない。いずれにせよ、これ以上一兵士の死にかまけている余裕は、無い。自分たちは、戦争をしているのだから]