あぁそうだ、これを伝え忘れてた。
蜂蜜と…バージンオイルのエッセンスな、
[まだ吸血していない――ソマリは内側でほくそ笑む。
彼が今後誰かの血を啜るというのなら、
――吸血…禁忌を犯すという処女<<バージン>>が、欲しい
他人の血を啜る事に躊躇わなくなる前に、
薔薇香る自らの血で甘い毒の檻に閉じ込めたい]
あれ ……塗ってあげるよ。
ハーブも調合しといたんだよねぇ。
吸血できない苛立ちを、
少しは緩和させられるんじゃないかな
ねぇ、いま何処にいる?
[風呂に向かうつもりだと聞ければ、共に偶然を装って*会おう、と望む*]