人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


【鳴】 王国軍参謀 ギィ

=15
[ 近づくゼファー軍船を見ながら思う。

先ほど、ベリアンは、己は持たざる者だと主張した。
自分とつながるこの"声"は、彼にとって価値のないものなのだろうか。
そんな意地の悪いことを言って、からかってみたくもあるけれど、
「持たぬことこそ、俺の強みだ」と告げる声には、彼の自負が感じられて、何ともベリアンらしいと思った。

おそらくは生育環境に起因する自己評価の低さに拘りつつも、彼は決して後ろ向きではない。]


 そんな君が好きでたまらない。


[ つれないところもまたいいのだと、"声"に想いが溢れた。]

(=22) 2019/11/03(Sun) 12:42:39

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