……うん。 目標、だった。 親父は、すげー強くて、いつもかっこよくて。[太刀振るい、舞うが如く戦う姿は、それが命のやり取りをするものとわかっていても引きつけられるもので。いつかそうなりたい……というよりは、いつか、それに追いつきたい、越えたいと。子供心にそう思わせるものだった] ……いつか……ちゃんと、立ち合って、それで、勝って。 ……認めて、ほしかった。[もう二度と叶わない夢。亡き父もまた同じ事を望んでいたと、知る術はない]