>>=16
ペーター君、おかえりなさい
[手やシャツに緑色のペンキを飛び散らせたまま楽しげに散歩の様子を話し出すペーターの姿に自然と頬が緩んだ]
[熱したフライパンに生地を薄く流しいれる。卵色の生地はあっという間に火が通って、バターと小麦粉の良い香りが漂う]
>>=18
[甘い匂い、と鼻を鳴らしたペーターの前に皿を置く]
はい。今日のおやつは北国風のもっちりとしたクレープです。
添えてあるのは桑の実とルバーブのコンフィチュールで、癖の無い甘さで食べやすいと思います――あの、安心して食べて頂いて大丈夫、ですからね?
[本心から言っていることが伝わると良いのだけど、とちょっと不安になりながら微笑んだ]