(……かーさんたちの言った通り、だなぁ)[声には乗せず、ふと、思うのはこんな事。離れても繋がる絆の声。それは、とても大切なものだと実母も養母も言っていた。言われた時は感覚でしか掴めていなかったそれが、何となくだが理解できてきたような、そんな気がしていた][……なお、このやり取りのおかげで、後々の話し合いの時に色々と吹っ切れていた、というのは、余談の余談、である。**]