人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【鳴】 第二王子 ウェルシュ

進言により。というのはお口が過ぎましょう。
兄上の目には、私がそれほどまでに頼りなくお映りか。
私が臣の言いなりに、ただ諾々と従うだけの者と見えておいでか?

[それは悔しさでもあったろう。
兄の前で、一生弟であることは変わりない。
けれど今や、二人共に成人をしているのだ。兄はそれでも、一人前とは見てくれないのか。相も変わらず、頼りない庇護の対象としてしか思われぬのか。

その悔しさを滲ませて、弟はじっと兄を見る。
奥の歯は食い縛られ、頬は僅かに紅潮していた。]

(=13) 2017/04/24(Mon) 00:37:42

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