=12
…ってことはお前も吸血種になったのか。
そりゃドンマイ、残念だけど俺もなんだよねえ
[聲がどうのという事よりもフェリクスまでもが
吸血種になってしまったという事実に衝撃を隠せない。
甘い血液をすすりながらも、水音はそこに立たず。]
うん、いや … そうね、お前に直接言いたかったけど
あの頃は厭なこともあっただろうしさ
[その記憶を呼び起こそうと促進させる事になれば。
今の新たな生活をそう悪く思っていないきらいが
自分だけではなく、彼にもあったように伺えるのだ。]
うん、そうね。面白い独り言プリーズー
[と、軽く笑った所で]