[問われる事は父の後継者発表の事。
此方にとっても弟にとっても人生を決めると言っても過言ではないくらい重大な発表だ。
その発表に関して問われれば、少しだけ間を置いてから。]
父上は何方を王太子にするにしても、人の上に立つ大事さ恐ろしさを早めに学ばせようとしてると思ってる。
まだ父上がご健在である内ならば、王太子が失敗してもフォローは出来る。
そこからの経験から学べて次に活かせる、というもの。
――――王になれば、失敗は許されない、からな。
[王になると上の者からのフォローは無い、という言外の意味を込めつつ本音を交える。]
だからまだまだ時間が欲しいのだ。
俺が王になるにてもお前が王になるにても。
父上や他の者から沢山の事を学んだ事を生かし、国の為に尽くす。
――――それが、民を守る為に繋がると思ってる。
[民を守らなければ、と言う弟に合わせる様に民を守る意思を示し、共に進むべき道は同じだと伝えようとする>>=9。]