― 一月前、自室にて弟と語り合う ―
[コンコン、と扉を叩くと同時に侍女と弟が部屋の中に入っていく。
弟の姿を見えれば、自ずと厳つい表情が綻び微笑を浮かべ訪れた来客を温かく迎える。
ソファに誘導し二人が腰を下せば、侍女が茶と菓子を用意し下がっていく様子に一言礼を告げてから。]
いや、忙しいからこそゆっくりとした時間が必要だ。
[謝る弟にゆるりと首を振り気にするな、と伝えてから身体をソファに預け足を組む。
隣国の事を尋ねる弟の話に耳を傾けながら静かに紅茶を啜る。
愚痴交じりで語り合うのは生真面目なそれでは無く、身内の語り合い。
戦乱の兆し無し、と告げれば褒めて貰えて>>=5、此方は静かに首を振る。]
それは父上が確りと地盤を固めてくれたから、俺が軍を束ねても大丈夫だったりするんだ。
[真に父が王として鎮座し、権力のバランスを保っているから、己が軍を束ねても上手く運用出来る、というもの。
それは心から思ってる事であるので、謙遜とかでは無く事実だと告げる。]
軍事力で難しいならば、内から崩すか。
ならば、内政を整えなければならんな。
内から外に通じてる、なんて事があった日にはシャレにならない。
そうならない為にも、お前には期待してるぞ。
[再びカップに口を付け、紅い茶を含み渋みがある味と爽やかな香りを堪能してから、カップを置き弟を見遣る。
話が一度途切れ、新たな会話が生まれたと思いきや>>=6。]