>>=10
っふ。
なんだよ、お前も知らないんじゃあ解らないな。
[雄武返しが戻ってくれば、笑みを零す。
どうやらこの聲、どんな状況下でもまともに話ができるらしい。
血を啜られ覗く悦などは露程にも露にせず。
もっとも露にした所でどうにもならない気がした。
此処にフェリクスを呼ぶことは、同時に彼の身も危険に晒す事。
その彼が今も尚ジェフロイの部屋で同衾しているとは、知らないが]
部屋の前で …
え?あ。 あ、… の独り言、聴いてたの
[昔の、あの楽しかったひと時を思い出してしまって漏れたとは
気恥ずかしさを覚えて、素直に打ち明けることはできず]
狡いな、俺の独り言だけ聞くなんて。