……なー、フレイ。 俺、やっぱり、甘いかな。[邂逅の時の後、帰途につきつつ。声を上げる事で他者を寄せたくなかったから、思う所は意識へ落ちる] 先々考えれば……ってのは、頭の隅にはあって。 でも、やっぱりそっちは選べなかった。 死んだら終わり、っていうのが、どうしても頭から抜けなくて、さ。 ……壊しちまうのは簡単で、でも、なくしたものを取り戻すのは難しいって。 そんな風に考えたら……単純な手、選びたくなくて……それで、こーなって。