[少し落ち着いてきたのか、別の話題に話を流す弟だが、此方は振り向かず>>=4。]
父上の葬儀……。
いや、どちらが王位に就いたとしても、お前が仕切ってくれ。
[国家を揺るがしただけでなく、父が遺した
それどころか、父親に顔向けすら出来ない自分が行うより、何も悪くない弟が仕切ってくれた方が父の心が安らぐと思い、弟の提案を辞退しようとする。]
クーデターが起きた今、何時ゾネス要塞に攻め入られるのか分からない状態だ。
それに、総督が居ない状況は相手にとって絶好のチャンス。
だから、俺は父の葬儀は引き受けられないのだ……。
あいつが……リヒャルトが、白狼騎士団を守ってくれと言ってたそうだ。
だから、あいつの願いを叶える為に、俺は行く。