……っ。[>>=6言葉が違う、と淫らな表情を浮かべた少年は男を見下ろす。触って下さい、などと。出会った頃の、思い出の中の少年に言える筈がないと意地を張っていた。けれどやはり彼の望む言葉を紡がない限りは解放はされないのか。宣告したように、濡れぼそった下半身にはソマリは触れていない。先程浸かっていた湯の所為だけでもない。―じわりと滲む体液が其処を濡らしていた。早く溜まった熱を解放させたい。熱に浮かされた男は、閉じていた紅の目を開いて少年を見上げる。]