月があまりに綺麗だったから、北回りの船を待つ間、少しお楽しみに耽っているところだ。[ 左腕がわずかに熱い。自分の傷ではない。気付きながら、あえて気楽そうな声を送った。] 土産話を待っているといい。 釣果は無いかもしれないが。