…………え……?
[震える声で問いかければ離れていく体。
言われたことに頭が追いつかない。
ただ相手と離れるのが悲しくて、背を向けられればその場に崩れ落ちる。]
あ……待って、待っ、て……!
相棒のおにーさん!嫌だ、嫌だ、よ……!
行かないで……っ……!
[ぽろり、瞳から一粒こぼれ落ちたかと思えば、涙はどんどん流れ落ちる。
もらったカボチャのキャンディーを抱きしめながら、その場にうずくまった。]
……また、会える、よね……
……ぜったい、だから……っ………!
[誰もいなくなった場所。
縋る相手もいなくなったその場で、ひとり泣いていた。]