ならお前は、お前が失踪したと聞いた時、どんな思いをしたのか…知ってるのか?
すぐ叶える?そんなものは口だけじゃなくて実行してからいいやがれ
[ユーリエの言葉を借りる形となるが、事情があったのだろうが、わざわざ隠し立てしていたのならば、それはそれで腹が立つためか揶揄るようにいうが、それは今はいい。]
俺はあいつの…ユーリエの理想なんて見たくないな。俺が見たいとしたらそれは村娘みたいに…ファミルちゃんみたいに生きること……もうこんな暗い世界で生きなくていいことだ。
[口にこそしないし告げる気など毛頭ないが、だから自分は、聖女なんていう括りがあれば徹底的に破壊するように望んで、彼女の中に渡そうと願ったもの。誰があんな理想を抱かせたかは知らないが、そいつらが責任を取るだろう。とぐらいに思っている。]
元々こういう職業なんだ。仲間だろうと話せなくなっちまうことなんて承知している。
[一つ一つ否定する言葉を紡ぐ。それが嘘ではないが]