[>>~4自分の声が齎した効果を男は知らず。けれどまたリエヴルの声が聞こえて来れば。]……俺は…。――そう言うお前は、何処にいるんだ。[手元には彼のものと思われる長剣がある。いないでほしいと思いながら向ける問い掛けに答えは返って来るだろうか。運命の残酷さを思い知る時が迫ってきている事を青年もまた知らない。]