[>>~2突如、何処からともなく溢れだす自分のものではない記憶の幾何かが流れ込んで来れば、男は思わず目を閉じる。けれど目を閉じている間も音声は男の脳に直接届けてくる。]な、…。[目を開ければ目の前にリエヴルの記憶が視覚を通しても伝わって来て]…めろ。リエ、お前は変わるな![それが現在起きている事と錯覚した男は、片割れにしか聞こえない声で叫んでいた。]