[でっぷりとした体格の村長は、上機嫌で答えています。] 「さよう、すでに発見したも同然じゃ! 発掘はこれから、これから。 しかし埋蔵金発見の噂だけで、 今回の秋祭りへの参加者も、お化け屋敷の入場者も、 例年にない盛況ぶりで儲かっておるのはよいことじゃ、わはははは 」[それを聞いて、狐面を頭に乗せた少年が、くすり、密やかに笑ったことに。さて、気づいた人はいたでしょうか?]