控え室の机の上には一冊の詩集がある。栞が挟まれたページにはこんな一節が書かれている。
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誰も居ない部屋。
暗闇のなか青白い光。
それが照らすのは「明暗が反転した写真のフィルム」。
そこに写っている私。
「アメリカの通貨」を持った「イギリスの私」。
ちぐはぐな服を着てきっと滑稽に映るんだわ。
「deer and butterfly and ...」
私は野を駆け空を飛ぶ。
アンニュイな休日の午後には「お肉の塩漬け」
それらはすべて「からだを巡るもの」。
どこにでもある日常
どこにもない彩りを持って、私を魅了するんだわ。
さあ始めましょう。【33225511446】
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