『人間に助けを求めるしかないよ。』『でも、気づいてもらえないよ。』『一度にたくさんの人間に呼びかけても、僕らの声は散ってしまって届かない。だから、一人だけに声をかけよう。』そうしよう、そうしよう。眠り続けるめりーさんの真上で、天使たちは頷き合う。『めりーさん、ごめんね。少しだけ待ってて。』必ず助けるから、そう告げて天使たちは妖精たちの後を追うようにお菓子の家へ向かった**