目的地に到達する直前に、突如として湧き上がる暗雲。吹き荒れた嵐を回避する暇もなく巻き込まれ――気づいた時には、不可解な空間へと転移していた。薄ぼんやりとした灯りに照らされた洞窟のような空間には、白銀の竜と共に佇む騎竜師らしき青年が一人。彼は、生徒たちに気づくと困ったような笑顔を向けてきた――。