「……えと、それではそろそろ第三ステージのご紹介!」
[生じた微妙な空気を飛ばすように、司会、話題を切り替える]
「第三ステージは、火口エリア、ルビークレーター!
地形ギミックとしてたまーに火山弾とか飛んだりするんで、ちょっと戦い難い事で有名ですねぇ」
『頭上注意、って事かしらー?』
「ま、そんな感じです。
で、今回はここに、特別ギミックをひとつ仕込んであります」
「敵を撃破すると、一定の確率でアイテムがドロップ!
ノーマルからSレアまで、種別も色々とそろってますので、頑張ってゲットしてくださいねー!」
[なんて、解説が流れた後。
一先ずの休息が終われば、再びのステージ移動。
広がるのは一転、熱気の立ち込める火山の火口付近。
熱い風に紛れて危険物が飛び交う中、動く影は今までよりも剣呑な気配を纏っていた]