「おわっ!? な、何じゃこの光は。ベルガマスコの頭よりまぶしいぞっ!?」
毎日頭皮の乾布摩擦を欠かさない、とかワックスも塗っている、とかいう噂のある某政府高官と比較する台詞を吐いてるあたり、ずいぶんと余裕があるようにも見えますが。
夜空に打ち上げられた閃光弾を直視してしまったアーヴァインさんがあわてて目の前に手をかざして目を守ろうとします。
そうやって立ち止まってしまえば、軍の精鋭やどこぞの病院に勤めている元傭兵、元テロリスト、元爆弾魔などの良い標的になって。
ちゅどーーーーーーん!!!! どーん、どかーん、バリバリバリバリバリバリバリ、ドドーーーーン!!
などという爆発音が鳴り響きました。
先頭に立って狙撃しまくっているのが、不老不死という噂もあるどこぞの病院長にそっくりだったりしますが、閃光弾で視界の焼きつきを起こしているアーヴァインさんにはそのシルエットさえも見分けられません。
そんな訳で、今回もアーヴァインさんはケルベロス医院別館の特別室に運び込まれた事、明日から毎日1〜2人ずつが病院へ見舞いに送り込まれることになる、などの通達が集会場にも届けられます。