日没と共に響いた音。 それは、編み上げられた結界が選んだ者以外をその周囲から遠ざける。 そうして、人の気配が絶えた頃。 捕らわれた者たちの頭上に声が響いた。「ようこそ、新たなる『神』となり得る者たちよ」「あなた方のその力は、『世界』より与えられし祝福」「その祝福を行使しなさい」「最も強き祝福を持つ者には、新たなる道が開く事でしょう」「……さあ。 戦うのです。 さすれば、道は開けます」