― 自警団本部と集会所の中間付近(村はずれ) ―
「わしの嫁さん候補たちは、どれくらい集まっておるかのー。
可愛い子もカッコいいタイプも色々そろっておるといいのー」
40代とは思えない口調は歴代アーヴァインさんの特徴です。
るんたったーるんたったー♪とスキップしながら集会所へ向かうアーヴァインさんでしたが、周りになにもない山道に入ったところで、カチッという音が足元から聞こえました。
「うん? なんか踏んだかの?」
首を傾げて足を上げたアーヴァインさん。
直後、ちゅどーーーーーーん!という爆発に吹き飛ばされました。
アーヴァインさんの踏んだ地雷の爆発が、周りに敷き詰められた他の地雷たちを誘爆させ、辺りはまるで火の海です。