>>@391
[甘いキスから開放されたと一息吸うと、耳元でささやかれる甘い声。
深いキスと、求められる言葉に体が熱くなっているのを自覚する。
『部屋に、行きますか?』…そういうことなのであろう。鼓動が高鳴る。
この欲望のまま、ついて行ってしまおうか。
そこで頭を過るのは、先ほど走り去った少女のことである。
彼女への思いは恋矢のちからだけのものなのか、そして彼への思いは…すこし、整理しなければならない気がする。
それまで、恋という感覚に酔い、それぞれとの関係をはっきりさせることに頭が至らなかったのだ。]
…少し…少しだけ…待っていただけますか?
頭を…整理する時間をください…。
[体を離し、少し名残惜しそうに手を握り至近距離で見つめる]
/*わーい、修羅場修羅場−*/