[反則、と言われれば、きょととして] ――…言いたくなったから、言ったのに。[彼の反応は見えず良いのか悪いのかもわからないから弱い音色でぽつ、と呟くけれど。ありがとうの五文字に安堵と喜びが広がる。] …… オズ 、 泣かないで[鉛色の、泣き出しそうな空が心を過り、囁いた。]