―ちょっと違う時間軸
>>@89
[名前を呼ばれ、ヴェルに見つめられる。この人も真っ直ぐな瞳をする人だ――その瞳に吸い込まれてしまいそうで。動けない。指を絡められ、唇がそっと触れる。厭らしさもない、柔らかな、キス。
それを受け容れてしまった自分に驚き、戸惑い。でも、嫌じゃない。]
…ヴェル…ちゃん。
[タイガに抱いた感情と、少し違って、でも温かい。
この子と一緒なら、きっと楽しい日々が過ごせるんだろうな、なんて、年下の少女を慈愛に満ちた眼差しで、見つめる。]
ありがと。
なんだか、とっても嬉しいよ。