>>@39アイリ
ひゃ…
[月明かりや星明かりがあるとはいえ、暗い山道には抗いがたい恐怖心があるようだ、…しかし
すぐ隣にいるアイリの笑顔を見ると恐怖心は溶けるように消えていく]
(そだ、そだ…今回ばかりは落下しない様にしなきゃ―、ヘタすれば遭難しちゃうし―)
[傍らにいるアイリに今まで以上にぎゅっとしがみつく]
ここが目的地頂上――……。
[薄暗い中月光に照らされた花で埋められた一面の景色が視界に飛び込んでくる]
――……。
[ぱくぱく]
[今まで全く見た事もない想像したこともない景観に心を奪われ、うまく言葉を発することも出来ないようだ…]