>>@37マリー
ではエスコートはお任せあれ、なんてね。
[隣に寄り添う愛しきマリーと一緒に、夜の山道を登っていく。
足元が危うい場所は支えるように、ぬかるんでいた場所は抱き上げるようにして、だんだんと頂上へと昇っていく。
比較的ひらけた場所を通ったお蔭で、月明かりや星明りに照らされて そこまでの暗さは感じなかったか。
やがて、一際ひらけた場所につけば]
……さ、着いたよ。ここが頂上かな?
[そこに広がるのは一面の花畑。その真ん中には大きな幹の樹がそびえ立っており、日中に来ればそこが木陰となって心地いい休憩場所となった事だろう。
空を見上げれば、山の綺麗な空気だからか星空が掻き消える事無く輝いており、半分ほど欠けた月も綺麗な光を放っていた]