[>>@15 いいよ…とようやく口にすると待ちわびたかのように
その指が唇を割って来て…激しく貪られた
吐息も声も思考も全て奪われるような激しいキス
怯んで抗う動きも封じられるように飲みこまれて
ソマリの本気を思い知らされる]
………っ!!
――――ん――っ ぅぁっ…―
[合間に酸素を求めるのが精一杯で
濁流の中で翻弄される花弁のような心地がして
――やっぱり狼だよね とどこかで思う
それでも僕がいいと言うまで待っていた事を思うと
どうしようもなく愛おしくて
少しずつ…ソマリの動きに合わせるように応えた]